この仕事をしていて大変なこと
事故とかそういう場面に出会ったことはあります。人の命には関わらないものでしたが、工場で火事を出されて、それの復旧工事をしたこともあります。生産工場ですので、いつまでも止めているわけにもいかないですし、限られた日数で復旧しなければならない。昼夜問わず作業をしなければならず、とても大変な現場でした。
また、現場のクレーン車がおじぎしてしまい、電線を切ってしまい、周囲の住宅や施設が停電してしまったことがあります。足場の不安定な現場で、クレーン車が傾いてしまったのです。諸官庁や関西電力をはじめ、いろいろと謝りに行きました。アクシデントの処理は、どの現場においても大変です。
「この仕事をやっててよかった!」と思える瞬間
ラクな現場もあれば大変なところもあり、工事の途中でお客さんに怒られたり、いろんな問題が起こったりもしました。それでもやはり、最後の建物が完成してお渡しする時に「ありがとうございます」などの言葉をいただいたり、「ミノベ建設さんにお願いしてよかった」、「西川さんでよかった」、と言われると、やはり「やっててよかったな」と思えます。
どの現場においても、こちらから「言いにくいこと」も積極的に伝えて、ご理解いただくということは心がけています。打ち合わせでお客さんが希望されることも、例えば「壁紙の色はこういうのもいいんじゃないですか」と別の角度から提案もしていくことも大切な仕事です。全てお客さんの言われるまま、ではなく、より良い提案をできるように心がけています。デザインなどの主観的な要素も、臆せず、専門的な見地から、ご提案することもあります。最終的にそれが出来上がって完成した際に喜んでもらえると、そういったお言葉をいただけることもありますね。
私だけの工夫
入社当時は知識も技術もなかったので、日々職人さんがたくさんいる現場に出ていました。そこで心がけていたのは、職人さんと現場で話をするということ。時間が許す限り、その職人さんの仕事の掃除をしながら、見て覚え、聞いて覚えていました。主任になってからは、とにかくコミュニケーションをとる。そうしたほうが現場も和みますし、事故のリスクも減ると考えています。
釣りの話もするし、車の話やいろんな雑談を休憩時間にします。仕事の話ばかりでも固くなってしまいますから。
仲良くなる、というとおかしいかもしれませんが、気さくにしゃべれる、ということであれば、仕事の相談もしやすいと思いますし、現場がうまく流れていくと思ってます。
所長という肩書をもらって現場を歩いていると、逆に避けられてしまうようなこともありますので、こちらからコミュニケーションをとるようにしています。
ミノベ建設を選んでもらえる理由
真面目に、誠心誠意、建物を完成させてきた先人たちのおかげだと思っています。その信頼が積み重なって、現在お仕事をいただけたり、リピートしていただけているのかなと。
また、会社のトップである社長、副社長、常務がそれぞれの現場を気にしてくれています。毎朝、夕方に会った時に、「どうや。がんばってるか」と声がけもしてくれますし、こちらから社長にしゃべりにくいことも、あちらから声をかけてくれると言いやすいこともあります。会社として「各現場を気にかけている」スタンスが変わらないことも、丁寧なものづくりにつながっているのではないかと思います。
オフの過ごし方
釣りが趣味です。近くにびわ湖もあるし、福井に出ることもあります。小学校の頃からやってますが、大人になってからは、釣れなくてもぼーっとできる時間がいいですね。釣った魚はもちろんさばいて食べます。
船に乗って釣りに行くこともありますし60cmぐらいの鯛を釣ったこともあります。
実は、小学校に上がる前に2年ほどエレクトーンを習っていたことがあって、その頃から音楽は好きです。楽譜読んだりもできますし、今でも音楽番組を見るのは好きです。
1日のスケジュール
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会社に寄る
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現場入り
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朝礼
職人さんを前に、その日の仕事の確認をします。その後、現場を巡回。何か困ったことがないかなどを見て回ります。
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昼礼
書類の作成、図面の作成など。
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図面のチェックや、業者さんや、施主さん、監理者さんとの打ち合わせもします。その間に現場の巡回もします。
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現場に施錠します。
一旦会社に寄ってタイムカードを押してから帰宅します。